あすかの語源 外来説 1  渡来人が日本に来て安住の宿とした場所を安宿(あすか)となずけた。 安宿は、朝鮮語でアンスク、これが訛ってアスカになったという説。 2  古代朝鮮語で村を意味するスカに、接頭語のアがついて出来たという説。 3  仏教発祥の地インドのアショカ王の名前から転化したものであるという説。 インドではアスカとは理想の楽園という意味の言葉だとも言われている。 鳥 説  古代においては、年号等に白雉、朱鳥、白鳳と用いられているように、鳥 はしばしば瑞兆として尊ばれた。アスカの音はイスカという鳥の名前から 転じたとする説。 地形説  地形を表現する単語が合成されて出来たもので、ア(接頭語)スカ(洲処 ー川水、海水等によって生じた砂地)、或いはアス(浅すー川、海等が浅く なる又は水が涸れる)+カ(処)もしくはアス(崩地)+カ(処)であるという 説。   飛鳥地方は、川原とか豊浦といった水辺に関係ある地名が残っており、 水(海)で覆われていた部分が山の浸蝕土砂の堆積等によって陸地化 する過程で生まれた地名である。この説によると横須賀等も同じ語源で あり、アスカから訛った場合として、安積、朝香、浅香等があるという。 聖地説  スカという語がイスケ、イスズ、ミソギ等と同様、禊をする等の神聖な意味 を持ち、神聖地に用いられたという。 飛鳥と書いて何故あすかと読む?  飛鳥(とぶとり)の明日香、飛鳥の明日香と枕詞として使われてる内に、飛鳥といえば、それだけで アスカという代名詞に用いられ、時間の経過とともに、飛鳥がアスカと訓れるようになったと言う説が ある。