第二日目 出雲                            


隠岐空港発、11時50分の飛行機で、第二の目的地、出雲へ行きました。
実は、ここでは、私を案内をして下さる人に恵まれ、とても、有意義な時間を過ごすことができました。

 

これが、荒神谷遺跡、写真の赤土の中に見える青いものが、大量に発見された、剣と銅鐸のレプリカです。
この剣と銅鐸がここに埋められたのは、まだ1世紀半ばだそうですが、いったい誰が何のためにそんなことをしたのか、まだまだ謎が解き明かされていません。
ここが発見されるキッカケになったのは、新しく道路を建設しようとしたときの調査によるものだそうです。
ここを見つけた人、きっと腰を抜かしただろうなぁ、などと、ちょっと羨ましいような気がします。

 

その隣では、古代から伝えられている、赤米が栽培されていました。
写真で見る分には、何の変哲もない稲の姿ですが、近くに寄ってみると、ノギのところが長く、黒ずんでいました。
成長も、時間がかかるようで、この地方では、普通の稲はもう刈り取りの時期になっているのに、この米は、まだやっと花が咲いたところ。その代わり、丈は高くて、1m20cmは、充分にありました。

私を乗せた車が、その辺りの何気ない集落の一角に停まり、「ここがそうなんですよ。」と案内して貰ったのがこれ。
一件の農家の庭先みたいなところに、こんなアナボコがありました。
地蔵山古墳と言いますが、一度見たいと思いっきり胸を膨らませていたのに、実際に見てみると、何だかガックリ来るような有様でした。

 

今、若い人達が、盛んに穴を掘っています。
その合間にも、カメラを構えたり、測量したり、忙しそうに動き回っている人達もいますし、何かかたまりを大事そうに持って、走っていく人の姿も。
ここは、出雲大社の本殿の真ん前。
地下室を作ろうと調査したら、古代の柱跡がでてきたので、今発掘調査の真っ最中です。
私にとっては、この現場を見ることができて、まさに天にも昇る心地でした。
手伝って貰えませんか、などと声でも掛けられたら、真っ先にどろんこの中に飛び込んで行くところですが、誰もそんなこと言ってくれるはずもなく。
まっ、当たり前のことですけどね。
時間を忘れて、かなり長い間見とれておりました。

これが、出雲大社の参道です。
立派な松並木があり、さすがにとても長い参道でした。ただ、今は本殿のすぐ横に駐車場ができたため、ほとんどこの参道を歩いてくる人はいないとか。
実際に歩いてみると、静かで、足元の玉砂利の音しか聞こえず、なかなかロマンチックな気分に浸れるところでした。
若いカップルには、参道を歩いてくることをお勧めしたいです。

大しめ縄で有名な、神楽殿。 

出雲大社というと、まずこの建物が写真などで紹介されていますが、これは、お神楽などを奉納するところです。
実際に、大国主の尊が祀られているのは、この下。

この本殿に、大国主の尊が祀られています。 

これが、拝殿、ここから神様に願い事をします。 



神楽殿横に、鏡池と言う池があります。
この日は、余り若い女性の姿はなく、ここで占いをする人もいませんでしたが、休日ともなると、ガイドブックや、雑誌を持った若い女性達で賑わうそうです。


私の旅の、一番の目的地、「稲佐の浜」

「古事記」に因れば、大国主の尊が、高天が原から使わされた神に、「イナ(NO)か、サ(YES)か、」とすごまれたところだそうですが、ここが、「国譲り」をしたところとされています。
この日の天候が、その時の模様を語ってくれているような気がするほど、海はかなりの大荒れ、風も強く、ダイナミックな波が押し寄せてきていました。
それでも、この日のような天候は、まだまだましで、この近くの家では、一冬過ごすだけで、海に面した窓が全部磨りガラスになるほどの、風と、砂の影響を受けるそうです。
向こうの方に見える山、多分、三瓶山ではないかと思います。

稲佐の浜を後にして、後は、私の今夜の宿舎まで行くだけとなりました。
ホントは、ワイナリーに行きたかったんですけどね、昼間から飲む気になれないし、案内して下さる方にも悪いと思ったので言い出せませんでした。
でも、それ、正解だったようです。

宿舎まで行く途中、オマケとして、二つの古墳を案内して貰いました。

 

放れ山古墳

 

宝塚古墳

勉強不足で、名前しか知らず、建造された時代は知りませんが、かなり新しい時代の古墳のようです。
どんな人が、中で眠っていたのでしょうねぇ。


この夜の宿舎は、西出雲駅前にあります。
駅前で、なおかつビアホール併設などと聞くと、かなり賑やかなところを想像していましたが・・・・

ホテルの窓から見た景色は、こんな感じ、がらーんとしていました。
ビアホールのオーダーストップも、午後8時、どこへも遊びに行けないとなると、後はもう寝るだけ。
健康的な生活を送れます。

ホテルの前の西出雲駅、とてもモダンな造りの無人駅でした。

   






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