第一日目  隠岐の島                 


初日、とにかく悪天候でした。
名古屋では、集中豪雨のため、新川の堤防が決壊し、名古屋市街が水に浸かるというニュースが流れるさなか、私の出雲行きの出発日が来てしまいました。
チケットカウンターでは、新幹線が不通になったため、今日中に東京へ帰りたい人々で溢れかえっていました。

 これが、私が搭乗することになる飛行機、YS−11、まだ飛んでいたんですね。
飛行機は40分遅れで離陸、大阪へ引き返すことになるかも知れないと言う機内アナウンスを聞きながら、ちょっとばかり不安な旅立ちでした。
が、無事に隠岐に到着、この日の予定は定期観光バスでの島巡り、ギリギリセーフで13時30分発のバスに飛び乗ることが出来ました。
しかし、この日の隠岐は肌寒いような季候でした。ずっと曇りがちで、雨が降ったり止んだり、そして、風もかなり強かったですしね。
 こんなに大きなバスに、乗客は3人だけ。兵庫県から来た、定年過ぎの暇なオジサン・コンビと、私だけ、和気あいあいとした名所巡りでした。

最初に降り立ったのは、「玉若酢神社」、宮司の億岐家は四拾数代続く、隠岐国造の末裔で、おばあちゃんが、家宝として残る駅鈴の話をしてくれました。
玄関脇には、八百杉と呼ばれる、天然記念物に指定された杉の古木があり、悠然とした姿で我々を迎えてくれました。

  

次に向かったのは、隠岐国分寺、後醍醐天皇が配流されたとき、ここを行在所とされたそう。明治時代、廃仏毀釈の被害を受けて、今はほとんど往時の姿はないそうですが、元本堂のあった跡地だけでも、かなり広く、立派なものだったように思います。
これが、国分寺の本堂跡

写真には撮れませんでしたが、玄関脇の売店で、住職さんが居眠りしておられました。観光シーズンが終わって、疲れでもでたんでしょうか。

国分寺跡を後にして、「水若酢神社」、そして、郷土館へ行きました。



郷土館

なかなか、レトリックな建物で、聞くところによると、元は明治に建てられた郡役所庁舎だったとか、中は、隠岐の総合資料館になっています。

これが、隠岐最北端で、また、景勝地と知られる白鳥海岸。

この日は、海は大しけで、バスから遊覧船に乗り換えるはずが、船が出せず、陸上からの観光になりました。
写真では、分かりにくいでしょうが、ものすごい大波でした。
風もすごく強く、まっすぐ立っているのがやっと、という状態、ダイエット、もっと先に延ばせば良かったと思う今日この頃でした。(笑)

このまま、隠岐を一周して、16時30分に観光終了。
私は、五箇村行きのバスで宿舎に向かいました。バスも、途中まで行くと、自分の都合のいいところで乗下車ができ、なかなか面白いサービスだと思いました。

 これは、五箇村の福浦湾という入り江
この真ん前に「ホテル海音里(うねり)」があります。
五箇村役場が、筆頭株主という、第三セクター方式で運営されているそうですが、サービス、とても良かったです!


ヒオウギガイ

ホタテ貝をカラフルにしたようなこの貝、他にも紫色をしたものや、色とりどりですが、これがこの島の特産です。
この日の夕御飯に付いていました。
味は、ホタテや、コバシラと良く似ていたけど、端麗辛口の地酒「隠岐誉」に良く合い、なかなか美味でした。

         

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